概要


machine ローラーコンパクターは、粉から粒にダイレクトに造粒することが可能な、連続乾式造粒機です。

粉体を圧縮成形した後、連続的に造粒を行うことで、造粒剤や顆粒剤、結合剤が不要な、ダイレクトコンパクティングを実現します。

造粒することで、微粉再利用やハンドリング性、分散性、嵩密度の向上を図れます。
発塵防止にも有効です。

あらゆる粉体に対応する両持ちタイプ(FT)と、洗浄性に優れた片持ちタイプ(FP)を用意しています。
(左写真の装置は片持ちタイプ)

メカニズム


mechanism
ホッパーより供給された材料は、水平スクリューによってロール部に送られます。
ロール部で材料は圧密され、板状(フレーク状)に固められます。
粉砕機では、ロールで固めたフレークを数段階に分け、破砕比を小さくして破砕することで
歩留まりを良くします。

特徴



  • ホッパー・水平スクリュー・脱気装置の連続前処理により、多量の空気を含む原料も均一に容易にコンパクティング。

  • 水平スクリューと上下に配置されたロールの相互作用により、流動性の良い粉体に対応。

  • 剛性の高い構造のため、高荷重から低荷重まで幅広く対応するロールユニットにより、硬いフレークから柔らかいフレークまで幅広い対応が可能(両持ちタイプ)。

  • 脱気装置の採用と各種整粒機の選定により、粉化率の少ない高い歩留まりを実現。

  • GMP対応の軸シールを採用することにより、高い洗浄性を実現。

  • 駆動機構と接粉部のセパレートにより、汚染の可能性を完全にシャットアウト(片持ちタイプ)。

仕様


両持ちタイプFT
型式 FT90 FT105 FT160 FT230 FT265 FT300 (330) FT400
ロール径 (mm) 90 105 162 230 265 302 (330) 402
ロール幅 (mm) 30 40 60 125 80 170 250 90 190 210 330 290 330 430
ロール圧力(Max.)(ton) 4.5 7.0 18 40 40 60 80 140
ロール用電動機 (kW×台) 0.1×2 0.2×2 1.5×2 2.2×2 2.2×2 3.7×2 5.5×2 3.7×2 5.5×2 7.5×2 11×2 15×2 22×2
スクリュー用電動機 (kW) 0.2 0.4 1.5 2.2 2.2 3.7 5.5 3.7 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 or 5.7 7.5
乳糖処理能力※ (kg/h) 18 30 120 240 270 580 840 400 840 1200 1900 3000 3600 4600
酸化マグネシウム処理能力※(kg/h) 15 25 100 200 230 480 700 330 700 1000 1600 2500 3000 3800
重量(kg) 450 700 1500 1950 2200 2900 3000 3300 4000 5500 6000 11000 12000 15000
外形寸法 W(mm) 900 1200 1900 1900 2000 2000 2100 2300 2300 2700 2800 3300 3300 3300
D(mm) 800 900 1600 1700 1700 1800 1900 2200 2300 2600 2700 3700 3800 3900
H(mm) 1500 1700 2300 2300 2300 2700 2700 2700 2700 3500 3500 4500 4500 4500
※印の処理能力は目安値です。


片持ちタイプFP
型式 FP90×30 FP125×40 FP160×60 FP230×80
ロール径 (mm) 90 126 162 230
ロール幅 (mm) 30 40 60 80
ロール圧力(Max.)(ton) 3.0 5.0 8.4 14.0
ロール用電動機 (kW×台) 0.1×2 0.4×2 0.75×2 2.2×2
スクリュー用電動機 (kW) 0.2 0.4 0.75 1.5
整粒機用電動機 (kW) - 0.2 0.4 1.1
乳糖処理能力※ (kg/h) - 60 120 260
重量(kg) 500 950 1500 2600
外形寸法 W(mm) 900 1000 1400 1500
D(mm) 800 1300 1500 1800
H(mm) 1700 1900 2000 2200
※印の処理能力は目安値です。

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